この記事は、大学を受験する高校の生徒さんであって、数学が、好きだから「理系」、嫌いだから「文系」と安易に決めてしまっている生徒さんに、自分の適性を冷静に診断しましょう、と提案するものです。
自分の適性を冷静に診断する方法は、自分の「タナおろし」です。
自分の適性を冷静に診断するときに、自分が自分のお医者さんになって、 一度紙に自分の適性を冷静に書いてながめること、が大切です。
Contents
(1)文系?理系?(2)2軸思考で自己診断(3)人生は筋書きのないドラマ(4)大逆転(5)まとめ
(1)文系?理系?

超あるあるで 「数学が嫌いだから 文系を受けます」 という生徒さんはかなりいます。
実は、「自分は、理系です」、「自分は文系です」、という会話は日本だけです。
今後ますます、IT時代になると、理系、文系という区分けは残るけれども、もっと多様化した分野で自分の目指す専門を語るようになると思います。
理系でも文系でも、すでに何らかの形でITに関連しています。ますますこの傾向は強まります。 受験する学科でも ITは、数学が理系のみならず文系でも必要となります。 ITの波に乗りましょう!

(2)2軸思考で自己診断
2軸思考で冷静に自分の適性を冷静に診断すると、いままで主観的にあまりに早くから理系、文系を分けて考えていることが分かるはずです。
また、理系といっても理学部系なのか工学系なのか、文系であっても経済学部系、商学部系、教育学部系、文学部系など いろいろあります。
さらには、理系と文系としばしば大学を2つに分けてしまいがちですが、芸術系、デザイン系、スポーツ系などもあります。
受験をする前に、 「いったい自分は、どういう人間なんだろう?
自分の適性はなんだろう?」 と 真剣に自分と向き合って自己診断してみてください。
受験は、「自分を見つめ直す」絶好の機会です。
「2軸思考」で適性を冷静に診断することが大切です。 2軸思考は (URL;https://ar.pinterest.com/pin/568649890456493266/)を参考にしてください。
X軸の正の方が好き X軸の負の方が嫌い Y軸の正の方が得意 Y軸の負の方が苦手 として、 学校で受けている科目がどの位置にあるか、点をうちながら 自分と会話してみてください。仲のよい友達とワイワイと、自分がお医者さん、友達が適性診断を受けにきた患者さんでやってみるのもいいかもしれません。第三者から意外な適性診断が受けれる可能性もあります。

2軸思考のグラフで「好き✕できる」 の 分野で勉強をし、仕事をするが 自分にとって一番楽しくやりがいがあります
どうでしたか?適性を自己診断できましたか? 自分が得意な分野、不得意な分野、 好きなんだけれど苦手な分野、得意なんだけれども、なぜか嫌いな分野、 苦手だし、嫌いな分野が 明確になったと思います。
中には、どちらにも入らずに、X軸かY軸の上にある科目もあるかもしれません。
学際的な学科もあります。学際的とは2つ以上の学問が重なるところです。
たとえば、数学と物理が重なるところなどです。
そのようなところには「物理数学」といって必ず学際的な学科があります。
ですから一概に理系、文系 という、2者択的に適性を判断するのもいいですが、より深堀りするべきです。
その上で志望学科を決めましょう。
いまはかなり志望学科の名前も各大学で具体的になっています。
大学見学のときに、見る目が違ってきます。学園祭に遊びにいって希望する学科の先輩にいろいろ聞いてみるのもいいです。
人間は得意・不得意、好き・嫌いが当然あります。自分が不得意かつ嫌いな分野は明らかに適性がないと考えた方がいいでしょう。
(3)人生は筋書きのないドラマ
ただし、ある人との出会い、ある本との出会い、ある授業との出会いなどで、
自分の嫌いな分野が好きな分野になることはしばしばあります。
そのときはもう一度2軸思考のグラフを書き直しましょう。もう一度冷静に自分を見直しましょう。

(4)大逆転
一方、努力次第で、不得意または嫌いなものを、得意または好きにすることができます。
このように困難を克服できるのが人間/人類の優れた点です。
「数学」を例に挙げます。
理系は「数学が得意、数学が好き」、 文系は「数学が不得意、数学が嫌い」、 「数学が不得意、数学は好きなんだけれども成績が伸びくない」 数学の好き、嫌いは結構 分かれます。
「どうして数学の好き嫌いが出てしまのでしょうか?」

数学は、英語よりもさらに日常で使われていない記号を多用します。
この記号を自分の言葉にする、すなわち自分で言語化するのに時間がかかるのです。
たとえば、SIN,COS,Log,Σなど。
SIN,COS,Log,Σなどの記号を血肉化するのには、結構な時間で問題演習をする必要があります。
SIN,COS,Log,Σなどの記号は、普段の生活で使わないからなんです。
たとえば、まさか、コンビニで「SIN5個ください。」 なんて会話はありえませんよね。
英語も同様で普段の生活で使わないので、毎日勉強しないとすぐ忘れます。
英語の場合はまだカタカナ英語とか街を歩けば英語の標識があったりまだ日常で触れる機会がありますが。。。
数学の記号はまったく日常生活に出てこないです。
ですから、問題演習をしなくなり、「あーーーもう、数学嫌い!」
となってしまいます。
数学嫌いは努力次第で解決します。 より具体的には「基礎問題を毎日コツコツとやればこの状況は必ず解決します。

繰り返しますが、数学は日常会話でまったく使用しないので、 他の教科と違って、真剣に習慣づけないといけないのです。
「高校生ならば毎日1時間」は勉強しましょう。
数学は基礎力がしっかりすれば偏差値50~55に達します。
あとは標準問題で仕上げ、 受験年の高3では特に受験問題、志望校の過去問に取り組むのです。
そうすれば偏差値60に達します。
数学は、英語以上の外国語。だから毎日1時間!少なくとも30分、勉強しましょう。
続けて1時間がきつければ、朝少し早起きして30分、帰ってから30分のように工夫しましょう。
この勉強の習慣がつけば、半年でめきめき力がつきます。 大嫌いだった数学が、大好きな科目になります。
他の国語、社会などは日本語で書かれているので、 読めばなんとか分かるのです。そして暗記すればいいのです。とっつきやすいんです。
日本語でないために、すぐ読んでも分からない数学や英語は
日々の積み重ね
これのみです。
(5)まとめ
2軸思考で数学が好きだけれども苦手ならば、特に、基礎から、しっかり勉強すれば誰でも 数学が、好き✕得意 になります。
いまやIT社会、文系であっても数学の基礎力が必要とされていきます。
2軸思考で、数学が 好き だけれど 苦手 の ところにいるのならば、まだまだ挽回のチャンスは全然あります。
しかし、ひとくちに、「日々の積み重ね」が必要ですといっても、なかなか行動にできないものです。
プロスポーツ選手でさえコーチに管理してもらっています。
テニスの錦織選手は10人も色々なコーチをつけているといいます。 当塾は生徒さんにとってコーチです。
当塾で、一緒にがんばりませんか! 当塾が生徒さんの現在の力に無理のないような計画を作り徐々に力がついていくようにします。
マラソンの並走者になって、ゴールすなわち合格まで導きます。
弱点は補強していきます。毎週前回の小テストと、次の週までの宿題もだします。
できる問題は○、まだいまひとつの問題は△、まったくわからない問題は☓ のマークをつけてもらって、弱点強化ノートにまとめていってもらいます。
△と☓はできるまで何回も。この繰り返しをすれば絶対に実力がつきます。信じてついてきてください。
体験講義3回があります。どうぞ遠慮なく受けてみてください。
入塾するか否かは その後で、判断していただいて結構です。
講義は、現在学校でやっている単元で基本的な問題をやります。
気楽に参加してみてください。
ガンバレ! 受験生 !
ではまた。
ネット家庭教師ネモト
追伸:近日中に去年までの共通試験の数学の過去問の解法を動画でアップする予定です。